《MUMEI》

「…っ…あ、祐希、…駄目だって…」

祐希は耳から首筋・鎖骨に舌を這わせていく。

両手は俺の小さな胸の突起を愛撫していた。

「…何で?」
「何でっ…てっ…ヤバいだろ…」

俺は体をビクビクと剃らせながら、沸き上がる快感に負けないよう、祐希に必死で訴えた。

自然と、声がかすれ、涙目になっていた。

祐希は俺の涙をそっと拭うと…

「大丈夫だよ、慎」

と優しく囁いた。

「?な、…にが?…」
「ここ、防音完璧だから、ナニしても大丈夫だって、志穂ちゃんに教わったから」



(さっきの…)

志穂が祐希に耳打ちしていたシーンを思い出した。

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