《MUMEI》

俺は、笑いがおさまった後、説明した。

「だってさ〜、祐希の作る朝飯って、今日志穂が作った朝飯に、内容も、味付けもそっくりだし。
祐希、いつも俺があまり食べないと、さっきの志穂と同じ事言うし。

二人とも、価値観や好み似てるなぁーと思って」

俺の説明に、志穂と祐希は顔を見合わせた。

そして…

「「まぁ、好みは…」」

と、またハモった。

俺は、また笑ってしまった。

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