《MUMEI》

「俺は人間と吸血鬼のハーフなんだ。だから水とか大丈夫なんだ。」


「そうなんですか。でもなんで僕の血を好むんですか!」


「それは塁羅の血が美味しいから。」


綺嘉は爽やかに、笑顔で言った。


「綺嘉、これからは塁羅の血を吸ってはダメです。勳羅が造ったタブレットを飲みなさい。」


「勳羅さんが造ったタブレットは美味しいけど、塁羅の血の方が美味しいだよね。」


綺嘉の小さな牙が光、塁羅は鳥肌がたった。

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