《MUMEI》

「スナイパーだ!」

俺達はとっさに遮蔽物に身を隠した。

「ズキューン!!ズキューン!!」

ジャングルからの銃声は鳴りやまず、応戦しようにも敵がどこからスナイプしてくるのかも掴めない。

「クッ!これじゃあ動けない!」

下手に応戦すればこちらの位置をみすみす敵に知らせるようなものだ。

ここは耐えて待つしかない。

俺と部下達は立木の陰で、マイク達は岩陰で、じっと銃声が止むのを待った。

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