《MUMEI》

「ありがとう、ラルン。僕も寝よう。」


塁羅は欠伸をしながら言った。


『やっと静かになったな。』


「塁羅、おやすみなさい。」


「おやすみ、ラルン。」


ラルンは勳羅の所へ歩いて行った。


「勳羅、いつまで泣いているんですか?」


「だって俺の塁羅が〜。」


勳羅は顔をぐちょぐちょにしながら泣いていた。

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