《MUMEI》

「付き合ってる奴、いたんだな」
「はぁ?!」

俺は思わず大声を出して、立ち上がってしまった。

「な、何だよ?!」
健志はそんな俺に驚いたが…
ニヤニヤしながら、
「さては、慎も狙ってたな?」
と続けた。

俺は、無言で座ると、目の前の生ビールを一気に飲んだ。

「…確かなのか?」
俺は、質問した。

「あぁ。元旦に、二人で手を繋いで初詣行ってたし。
髪短かったけど、高山さんだったよ」

俺の、心臓がドキドキしてきた。

大さんか秀先輩かという期待を込めて…
「相手の男、どんな奴?」
と、俺はまた質問した。


しかし、俺の期待は、健志の答えに打ち砕かれた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫