《MUMEI》
新しい朝
「ん…」
俺は、志穂の寝室で、目を覚ました。

志穂は、俺の腕の中で、寝息を立てていた。

俺は、枕元の時計を見た。
―時刻は、午前七時。
今日は、日曜日だから、俺は休みだが…

「…志穂。
今日、…仕事?」

俺が、志穂の髪を撫でながら、問いかけると…

「ん…休み〜
まだ、…寝る…」

志穂は一応返事はしたが、まだ寝ぼけているようだ。

すぐに目を閉じると、俺にすりよってきた。

(…あの〜)

志穂も、俺も裸で。

思い切り、体を密着されると、

…下半身が、まずいことになる。

(ヤバい)

既に、いつでも大丈夫、な、状態だ。

「し…ほ…」

「…ん〜」

志穂は、まだ寝ぼけていて、体を丸めながら、俺の胸元に顔を近付け、

「あった…かい」

と頬ずりした。

プチッ

俺の、理性が、切れた。

俺は、志穂を、静かに仰向けにした。

そして、深く、何度もキスをした。
「ん?…っ…ふ…」

途中で、志穂が目を覚ましたが、俺は構わず続けた。
「ちょっ、えぇ?…っ…待っ…」
「待たない」

俺は、そのまま、志穂を美味しく頂いた。

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