《MUMEI》

「えっ、なんだぁ〜、予知能力じゃなかったんだぁ。」

笑いながら結衣ちゃんが言う。

『そんなのあるわけないじゃん!笑』

「あっぶなぁっ!結衣ちゃん死んだらサユも一緒に死ぬ!!」

と言って結衣ちゃんにじゃれて抱きつくサユ。

『じゃあ、あたしも死ぬ!!!』

と便乗して結衣ちゃんに抱きつこうとすると、

「じゃあ、が余計だったから一葉はいい。」

と言いニヤニヤしながら長い腕であたしのおでこをぐいぐい押して遠ざける結衣ちゃん。

身長はもとより腕のリーチで抵抗できるわけもなく。

短いリーチでバタバタ空を切ってもがいているあたしを見て。

!!!!!

サユまで笑ってる…。

同じ体格なのにっ。

「んー!あー!!」

あがいてると、「そろそろ行こっ♪」

サユが笑いながら言うもんだから、つられて荷物をまとめて結衣ちゃんと別れ、体育館へ向かった。



そう。

とにかくあの不思議な現象さえ除けば、色んなことがあったにしても本当に充実していた楽しい学生生活を過ごしていた。

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