《MUMEI》

『ありがとう真緒ちゃん。』

「いえいえです♪ってか、まだ余裕ありましたね…すいません、えへ。」

かわいいから問題なし。



…まだ余裕がある…か。

時計…



いや、いい、関係ないよあんなの。

だいたい、1日に2回とか。

ほっとこ。









レイアップのペアは真緒ちゃんとやった。

どのみち2年生も1年生も奇数だしね。

入ったばっかりの1年生にこの練習はまだ難しい。

とにかく全力!とにかくボールを持ったら2歩でパス!ゴール前になったら、止まってジャンプシュートになってもいいからボールを投げる!てのが1年生のメニュー。

さすがに、ゴール前でもらうパスの位置・タイミングは…

こっちが調整しなきゃだった。

でも、上手かったんじゃないかな。

シュートも決まってたし。

「あ゛ー、なんかすいませんでしたああぁっ。」

『んーん、シュート入ったじゃん♪』

「はい!!でも〜一葉さんにどうパス出したらいいかわかりませんでした!」

『あー、あたしのせい…ごめん!』

うん、少しでも先輩らのやってる様子を
見れていれば、勉強になったはず。

その時間を奪ったのはあたしだ。

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