《MUMEI》

くそっ!


また痛みが…


紫吾はベッドから降り、紫吾専用のタンスから小さくて黒いケースをとりだした。



紫吾は器用に片手でケースを開けた。


が、しかし


中は空っぽだった。


『しまった…。』


すると扉が静に開き、勳羅が入ってきた。


手には小さくて黒いケースを持っている。

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