|
《MUMEI》 誰?? 〈私〉「みつる〜!!!」 目を空けた瞬間、私は熊みたいな男の人に抱き締められた。 …だっ誰!? ここ、どこ!!? 「椎名君!!」 また、違う声が聞こえたけど、 男の人に抱き締められてるせいで、 声の主が見えない。 「清水さん、少し、落ち着いて…」 見えない声の主がそう言うと、 「…あ、ああ、すまん…」 男の人はそう言って、私から離れた。 く、苦しかった… 「椎名君、気分はどうかな??」 …さっきから、『みつる』とか『椎名』とか、誰のこと―… 私は顔を上げた。 白衣を着た男の人と目が合う。 白衣…?? て、ことは、ここ病院―…?? 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |