《MUMEI》 『あはは…。』 「まったく…お前も部活禁止組だったのかよ…。」 『あれ?じゃあ、他にもいるんだ…?』 「いるよ、そりゃあ。」 へぇ〜…自分だけだと思ってた。 もしかして…あの人かな。 「あ〜、もう…!・・・。」 『…いいや、もう言うしかないもん。』 「お前、もう少し後に入って来い。先に俺が行くから。俺も今来たとこなんだよね。遅刻と違うけど。」 『へ…?』 「いいから。ちょっと待ってろ。…あ、ジャガ○コね。」 (某人気スティック型お菓子より) 『う、うん。ありがとうございます…?』 なのかな? ジャガ○コは前田さんの好きなお菓子だし。 パシッ 再度あれで肩をぶって来て、前田さんは入って行った。 ちょっと経つと講師室から出てきたみたいで、こっちにぴょこっと顔だけ出してあたしを確認すると、手で来い来いの合図をしてきた。 『うん。』 靴を脱いで入って行く。 『何がどうなったの?』 「いいから。お前はそのまま教室入って。」 と言って、今度は手で背中をポンポンッとしてきた。 『…はい。』 前へ |次へ |
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