《MUMEI》

ああ、眠たくなってきた。

だるいなぁ…。

あと…お、10分じゃん。


こうなると、開放される喜びからか妙なやる気が出てくる。

時刻は午後9時50分を指していた。

終わるのは午後10時。

あたしは遊んでるわけでも登下校に時間がかかるわけでもないのに、朝8時前に家を出るとそのまま夜の11時前まで家に帰ることはない、こんな生活をしている。

月、火、木、金、の塾がある日はね。

テスト期間になると、塾が休みになるのが水曜日のみ。

長期休みに入ると…そりゃあ酷い。


何が良くてこんなところに来たかと言うと、理由は簡単。

兄達が通っていたところだから。

お兄ちゃんっ子…になるのかな?

昔から兄達がやっていた習い事は全てやってる。

長男が始めた事を、ライバル意識の強い次男が俺も俺もと始め、なんでもマネしたいだけのあたしがそれを見てやりたがる。

結果。

水泳、スキー、野球、塾。

もれなく3人みんなが通った。

あ、塾以外の3つの習い事は全部、保育園〜小学校卒業までのもの。

塾だけは半ば強引だった。

入ろうかな〜…でもあそこ厳しいから入れないかもしれないし…

と…数日悩んでたところを、まだ相談すらしてないのに親が「あんた塾はどうすんの?行くならテスト始まらないうちに早く決めなさい。」って。

じゃあ、行く。



今、時間が来て塾から開放された。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫