《MUMEI》

なんとか、明るいうちに塹壕を掘り終えた。

俺達はこの塹壕を拠点とし、前線を維持し、敵と戦う事にした。

「なぁ、塹壕と塹壕の間隔が広すぎないか?」

マイクが話し掛けてくる。

「あぁ、分かってる。ただこの人数ではしょうがない。」

正直、俺はやけくそだった。

だれが見たって無謀なのは一目瞭然だ。

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