《MUMEI》
チョウショクマエ
早めに目が覚めたのでリビングに行くと、ジェニファーがソファーに座って新聞を読んでいた

「おはよう、涼哉」

新聞から顔を上げ、あいさつをしてきた

「・・・あぁ、おはよう」

何でジェニファーがいるんだ?と一瞬思ったが、ホームステイするんだったと思い至った

「今、六時二十分だけど、何時に起きたんだ?」

「五時半よ」

「・・・家は七時までに起きれば間に合うぞ」

「ただの癖だから大丈夫よ」

「それにしても着替えなくてもいいんじゃないか?」

ジェニファーはもう制服姿だった

「う、煩いわね、そんなの自由でしょ!」

・・・・何で怒ったんだ?

起きたての頭ではパジャマ姿を見られたくなかったという解には至らなかった

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫