《MUMEI》

「ずっとこうしたかった…」



「うん…」





もう抱かれたい!




−−−躰が熱いよ。



「汗臭いよ?シャワー浴びさせて…」




「汗の匂い位なんだよ、俺なんか酒くせーぞ?」




ジーンズのファスナーを下げられギュッと中心を握り込まれた。



もうそこはめっちゃ大変な事になってんのが分かる。


なんかもー情けなくて。




「あっ、はぁ…ンッ…」




直に触れ、でも焦らす様な動きばかり。
もっとちゃんとして欲しくて…堪らない。




「な、ベッド行く?」




耳元に囁かれ、俺は必死に頷く。




「助けてよー、もうエッチしたい!」



「ははっ、よーし気合い入れて頑張るか!」




秀幸は先に立ち上がり俺の腕を掴んだ。

が!


「はっ…」


しかしいきなり中腰になり腹を押さえだす秀幸。



「やっぱりダメ…」



ヨロヨロしながらトイレに消えていく。




「はあ…、バカか…」




俺と秀幸、どっちにバカって言ったのか自分でも分かんないけど。




「…シャワー浴びよっと」





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