《MUMEI》

舞姫は難解だ。

舞姫は森鴎外のドイツ留学の体験を元に書かれた作品であり、擬古文で読みにくい。

森鴎外の舞姫が元に論争が起こったそうだ。

それだけ解りにくいのかもしれない。

踊り子のヒロインはドイツで恋に落ちた実際の女性がモデルであり、主人公豊太郎と鴎外に似た面は類似点が多い。

俺は舞姫を聞いていてどうしてもエリス側に付いてしまう。

異国の恋人の子供を身籠り追い詰められたエリス。

精神が錯乱し豊太郎の声も聞けず子供を宿したままドイツに残されるエリス。




七生の語りが本当に豊太郎の目線で苦しい。
豊太郎のことが分からない訳ではない、だからこそ苦しいのか。

置いていかれるエリスにどうしても意識が向いてしまう。

好きなくせに、愛するものを置いていく豊太郎は卑怯だ。

なんて、愚かなのだろう。

はっきりしない豊太郎もエリスに現実を突き付ける相澤も大嫌いだ。
大嫌い。

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