《MUMEI》

『美帆〜!』
親友のレミナに呼ばれた。
レミナは小学校の時からの大親友♪何でも相談できる仲。
−−−−−−−−−−−−−−『ねぇちょっと美帆聞いた?』
何をだろう…私はポカンと口が開く。
「なっ?何が??」
『も〜”小学校の時、隣のクラスだった、”渡部晴香”いるぢゃん!あの子さッ¨性同一性障害¨らしいよッ!』

目が飛び出る程、私は驚いた。
「嘘〜!!知らなかった〜!」
『でしょでしょ〜!けどさッ晴香って周りの友達ミンナ男だったし、髪型とかめっちゃ男っぽかったから!』
まぁたしかに…。私はレミナより驚いていた…確かにそんな気がしたけれど、まさか自分の近くにいるとは想いもしかなかった。。。
”渡部晴香”
ワタナベハルカ
声も低く、服装も男っぽく、周りには友達の男と、晴香を<王子様・晴香様>そぅ呼ぶ女子も、いないわけぢゃなかった。そんなミステリアスな女の子。

そんな中、廊下がざわつき始めた。
[晴香様〜〜〜キャー]
小学校にもいた晴香ファンだった。
『あの子達さぁ、晴香大好きなんだね〜笑っちゃうよ〜』
私は少しあの子達の気持ちがわかるかもしれない。。。
「まぁ下手な男よりカッコイイし、あの子達の気持ち、わからなくもないかな…」
言っちゃった・・・
『レミはよくわかんないやっ…けど下手な男よりカッコイイは合ってる!!(笑)』
笑いながらそんな話しをしていた…だけど、私はこれからこんな話が笑えなくなるなんて想いもしなかった…

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