《MUMEI》
揺れる心…
〈出席とるぞー〉
大きな声がクラスや廊下じゅうを響き渡る。
私は先生の大きい声で目が覚めた。どうやら朝から教室で寝てたらしい…
「あっ…寝てたんだ。まぁ昨日遅かったしな……」
と呟き、美帆はまた寝てしまった。
それを見ていたのは”晴香”だった。
《いい加減起きろよ゛》
低く声が耳元で聞こえた
「はひっ。誰??」
半分寝てる私は目がうまく開かず隣がわからなかった。。席替えしたばかりで入学したばりだから。
《渡部ですが。隣の席の名前ぐらい覚えろよ まぢ頭わりーなっ(笑)》{パシッ!!
「いっっったー……ちょっと晴香!頭叩かないでよっ!あんた力強いんだからさぁ〜〜」
寝ぼけていたのを弱点にされ、頭を叩かれた。
《ぢゃぁ起きろよな。つーか朝から寝るってバカとしか言いようがねーな。》
「ぅるさぃ…」
最低だ…こんな人だったとはね。知らなかった…
こいつといたら最低女になるそぅ。。。

けれど何故だろぅ
この気持ち。。。
あのサラサラとした髪の毛。
あの調度いい声の低さ。
全部が輝いてみえる。。。

「(//△//)バカみたい…相手は女の子なのにっ////∧////」

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