《MUMEI》

すると、恵理がこちらに向かって手を振っている
「早くョ」
そう、俺と恵理は一応付き合っている
「ちょっと待ってよ」
寝癖の直り切っていない頭を直しながら近寄る
「置いていっちゃうよ」
眩しい笑顔を俺に向けてくる恵理
こんな笑顔を毎日見れる俺は幸せ者に見えるだろうか

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