《MUMEI》

大きな街を通り過ぎ、小さな街も通り過ぎった頃、星乱遊園地が見えてきた。



「なぁあれが星乱遊園地だよな?」


『あぁ。』


「ゾンビまだですよね?」


紫吾は自分がつけていた腕時計を見た。


『あと10分ある。それよりガキ、疲れてないか?』


「全然大丈夫です。」


『そうか、ガキ降りるぞ。』

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