《MUMEI》 2つかぁ…。 まずは運命走だよね。 あと200と800は無いとして… 縄跳び走もなんか不恰好だからやだな。 残るは100m、400mリレー、混成リレーのどれか…か。 「一葉ー!決めた?」 最早教室はこの事でガヤガヤ騒いでいる状態。 『ん〜、運命走と、後まだ迷ってるんだ。ナオは?』 「あ、かぶった!アタシはもちろん、運命走と縄跳び走っ!」 『また楽なとこを(笑)』 「だって、あんまり走りたくないし。」 やっぱそんなもんなんかな? 「なら一葉、リレー一緒にやんない?♪」 『わ、サユ!…リレーかぁ…うん、いいかも!』 「おしっ。400でいい?」 『うん、じゃあそれで行こうっ。』 「混成にしなよ〜、あれ見てて楽しいから♪」 ナオ。 「だめっ。男子と走る事になったら負けるかもしんないじゃん!」 やっぱりだ、笑。 サユは負けん気の強い子。 「すいませんでした(笑)」 『あはは。』 あ… 『葉子ちゃんもリレーやんない?』 サ「…。」 ナ「…。」 露骨過ぎでしょ…。 葉子ちゃん普通に良い子なのになぁ…。 「…。いや、いい。」 『そっか…。』 ですよねー…。 「よし、じゃあ始めるぞー。」 広田。 サ「…じゃ、そういう事でよろしくね、一葉!」 『あ、うんっ…。』 あぁ、もう! 結衣ちゃん、佳代、さつき、ナオ、サユ。 このメンツにだけでも… なんとかしたいなぁ…。 前へ |次へ |
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