《MUMEI》 「じゃあ、次は女子な。」 広田。 「100mやりたい人〜。」 ぽつぽつ上がるも、規定の人数に達せず。 「次、200m〜。」 …ゼロ。 「おい(笑)…じゃあ800m〜。」 「は〜い。」 あたしの机の上に座っている、さつきが挙手した。 さつきは長距離が得意だ。 ナ「さつき?!」 さ「え?あたし長距離好きだもん♪」 他に1人が挙手をしたため、これで決まり。 「お、決まったな。次、縄跳び走〜。」 「はい!はい!」 ナオが叫ぶ。 結衣ちゃんと佳代、他数名も挙手していて、1人溢れる事になる。 「後でジャンケンな。じゃあ…運命走〜。」 これこれ。 『は…』 ナ「はい!絶対やる!」 …やっぱり人気で、ナオ、結衣ちゃん、佳代、サユ、他10人くらいが挙手し、ジャンケン必須。 「なんだこれ(笑)負けても文句なしな。次、400mリレー。」 サユと共に挙手。 …1人多いよっ。 まさかリレーでこうなるなんて…あぁ。 「1人我慢してもらうぞ。じゃあ最後混成リレー。」 さ「は〜い。…あれ?(笑)」 …さつきのみ。 『さつき、ハーレムじゃん♪(笑)』 さ「嬉しくないんですけど。」 ナ「リレーなんか好きだったの?!」 さ「いや、どうせ運命走は人多いだろうし、縄跳びはダサいし。混成なら、足遅くても女子って事で目立たないかもだしね。」 さすが冷静なさつき。 ナ「縄跳びダサいとか(泣)」 『ごめん、同じ理由で省いた♪』 ナ「一葉も!!!」 よし、ジャンケン頑張んなきゃ! 葉子ちゃん、手、上げてないな…。 前へ |次へ |
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