《MUMEI》
夢、追憶
暗い部屋、扉の向こうから聞こえて来る声、いや悲鳴か

「ギャーーッ!」

「お前達、死十鬼兵か!なぜお前達がここに?!」

「我らはベルアス様の命によりお前らを皆殺しにする!」

「なぜだ、我らはリフォール様の命で研究をしているのだぞ?」

「ふ、ふはははははは!反逆者リフォールは先程処刑されたぞ!」
学者たちは呆然と立ち尽くすしかなかった…

「父さん……父さんが死んだ………」

扉の隙間から見える光景に幼いザルエは呻き声を上げてしまったそこには学者たちと共に血だらけになり倒れている母の姿だった……

「はぁはぁはぁはぁ、夢か」

「大丈夫?うなされてたよ?」

「大丈夫だよ…」

ザルエはまた深い眠りについた

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫