貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》
なんで?
今週二回目のバイト。体を売る事には何も感じない。
でも、学校の友達には知られたくなくて、嫌われたくなくてドキドキしてる。


ヘルスのバイトを始めたのは、小6の頃。

2学期くらいからクラスですんごい騒ぐグループと友達になった。
それからよく部活をサボって遊びまわった。
だからお金がたくさんいるようになって、元ヤクザのお父さんの友達からヘルスの事を教えてもらった。
もちろんお父さんに内緒で。

そこのヘルスは小学生でも働けるようなところで、本番有だった。

時間は昼の間は学校だから18時〜24時まで働いた。ダルイときは20時に帰っていた。
学校に行ったらすぐ保健室に行って寝てた。



『いってきます』

アタシは家顔を隠すためにギャルメイクをいつもしてる。
身長が高い方だから顔だけ隠しとけばどうにかなる。

電車を降りて、20分ヘルスについた。

『カオリ先輩、こんばんは!!』

「あ、チアキ〜」

  “バフッッッ”

カオリ先輩に抱き付かれた。

『もう〜カオリ先輩!!いつものオヤジがまた来てますよ!!行かないんですか?』

「行きたくない。」

カオリ先輩がマジな顔で言った。
行きたくない理由はよくわかる。

そのオヤジは、リュックの中にいっぱいヤバイおもちゃを持ってきてカオリ先輩をおもちゃを使ってイジメて帰る。

『カオリ先輩…。そうだ!!今日はアタシが相手してきます。』

「…え?チアキ、そこまでしなくてもいいよ。チアキは違う客がいるんだからダメ!」

『イヤです!!アタシが行きます。
いってきます。』

アタシはオヤジが待つイスに向かって行った。

『こんばんわ!!今日カオリ先輩は気分悪いみたいなんで、アタシがお相手します。』

「カオリちゃんどうしたんだろ?君名前は?」
『チアキって言います。何分コースにしますか?』

「…10分。」

『えっ…わかりました。3000円になります。』

10分コースはゴミ扱いと同じ。
“10分”っていう時間でショック受けるなんて……

『よろしくお願いします。』

「…あぁ、じゃあ服脱いで。」

『はい。』

アタシは服を脱ぎ始めた。

『次は何をすればいいですか?』

「ここに寝て、俺のモノ舐めろ」

  “ジィ………”

オヤジのフェスナーを開けて舐めた。


あっと言う間に10分がたった。

『ありがとうございました。』

オヤジが店を出ると同時に泣いた。

「ちょっと、チアキ!!どうしたの?」

『カオリ先輩……アタシは…、アタシはゴミなんですか?』

「ちょっと何言ってんの?更衣室においで」

『グスッ………ウッ…』

「なんかオヤジにされと?」

『……10分…コースだったんです…』

「え…そっかあ。…チアキ今日はもう帰りなよ。もう、今日は無理だよね?」

『………はい』

アタシは店を出てこの間寄った、楽器屋に行った。
家には帰りたくない。

店に入ったら、この間の男子がいた。

「あ……」

あっちもアタシに気付いたみたい。

『こ…こんばんわ…』

「この前はまじでゴメン…アイツらホントはいいやつだから許してくれん?」

『あ、いえ大丈夫ですよ。』

「つか、敬語とかやめてくれん?」

『…あ、うん』

「…ヘルスで働いてるんたよね?大丈夫と?」
『え?何が?』

「妊娠とか…」

『大丈夫だよ。てか、なんで心配してくれると?』

「…なんとなく……」

なんでかな?一瞬悲しい顔をした。

『そうだ!!』

「は?いきなり大声出すなよ」

『ゴメンゴメン。ねえアド交換しよ♪』

「うん。」


このアド交換がアタシの初めてなのに悲しい恋になるなんて思わなかった。

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