《MUMEI》

―グラウンド

なんだ?あの子。

いきなり叫んでいきなり走って。


"大丈夫だから"


謎。

でも、なんか…


引っかかる。


『はあ。』


行ってみよっか。




一葉を追いかけて物置に向かっていると…

聞き取れないけど、何か喋っているような。


篠「・・・♪」

一「・・・!」

篠「…?・・・!!」


ドンッ…ゴンッバンッ!


ゴロゴロ…



何?!今の!

急いで向かうと、そこで目に映った光景は…



篠「…大丈夫か?」

一「…うん、へーき…、篠崎は?!」

篠「俺はどこも。」

一「…ごめっ…。助けようと思ったのっ…。」

篠「…。」



篠崎が一葉に覆いかぶさり、今にも…

じゃなくて。


『邪魔して悪いけど、ギャラリー増えてるよ。…何があったの?てか大丈夫?』

一「あ…さつきっ。」

篠「いやぁ〜なんかさ、ボール落っこちて来て♪」


…ホントだ。

ボール入れごと落ちたみたい。

あんな鉄で出来た物が当たってたら…危なかったな。



"大丈夫だから"







前もこんな事なかったっけ。



"大丈夫、何もいないよ"

"え?!…あれぇ…本当だ…。"



小学生の時…




一葉、あんた何を見てるの?

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