《MUMEI》

「やけに疲れた顔してるじゃねぇか…。」

マイクが後ろから話掛けてきた。

「へっ、お前の方こそな。」

「見事に撃たれてこのザマよ!」マイクは足を引きずっている。

「俺も肩を撃たれちまった。だが、お互い致命傷じゃないみたいだな。」

俺達はタバコに火を着け、ゆっくりと吸い始めた。

「パララララ…」

どこからともなくヘリのローター音が聞こえる。

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