《MUMEI》

"1-7"




そう書かれたプレートを見つめる。




今日から1年間……
私が生活するクラスだ…。




どんな子がいるかな??
うまくやっていけるかな??
友達できるかな??




沢山の不安を抱きながらも、私は教室の重い扉をゆっくりと開けた。





―ガラガラ....



重い扉を開けた……

その瞬間に―……





「月野 舞菜だぁ〜〜〜!!!!!」





え゛っ!?!?





何!?何!?





教室にいた生徒たちはみーんな私に駆け寄ってくる。




女子も男子も…。





一体、何なの!?
私は何でそんなに有名人になっちゃってるの!?


まだ入学式が終わったばっかりなのに!!




私、新入生代表の言葉だって言わなかったけど!?




「噂通り可愛いんだね!!お姫様みたい!!」


「凄い!本物だよ!!」


「同じクラスだったんだな!!」




え――――――!?!?
ちょっと待ってよ!!


理解出来ないよ!!


私、あなたたちのことは全然知らないんだけど!!






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