《MUMEI》

「ちょっと………queen…て…」



「あれ??知らないの??舞菜ちゃんは星宮高等学校のqueenに選ばれたんだよ!?」




知らないよ!!
今日、入学したばっかりなんだから!!




「queenに選ばれたって……どういうこと…なの??」




クラスの皆は、唖然としている。



えっ……
知らないのは私だけ??




入学したばっかりなのに、私以外の人は皆知ってるの??




「舞菜ちゃん………知らないんだ…」


「でも無理はないよね‥‥本人には報告されないらしいし…」

「えー??でも、噂で一回くらい聞いたことあるんじゃない??」



報告!?
噂!?




何なの!?
"queen"って何!?





「説明するか??」


「した方が舞菜ちゃんの為だね」



私の為!?



意味分からないよ…!!




「説明するね…
星宮高等学校では毎年必ず、新入生の中から"queen"を選ぶの…"queen"に選ばれるのは何でも出来る完璧な女の子なんだ…」


「それが……今年は私だったの??」


「そうだよ」





……………それだけか…。





queenに選ばれた…。
光栄なことじゃん…!!








.

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫