《MUMEI》

寝室に入ると、すぐにベッドに横になるよう命令された。

新婚当初は比較的ノーマルだったSEXも、この頃になると、…

私は、当たり前のように手を縛られ、猿ぐつわを口にはめられていた。

それでも、行為そのものは、良幸さんは短時間で自己満足していたし、その間は、大人しくしていれば、比較的暴力を振るわれる事はなかったから、私はじっと、耐えていた。

だから、私にとって、SEXは、苦痛でしかなかった。
しない日があると、安心した。

ところが

この日は

この日からは…

今までと、違っていた。

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