《MUMEI》
夏の思い出
私は、風見です。みなさんには、忘れることのできない大切な思い出がありますか?私にはあります。それは、高校3年生のときの夏休みのことです。

「風見ちゃ〜ん!朝ご飯できたからおきなさ〜い!」
『もう、朝か・・・ 今何時だろう?』
時計をみたら、針は8:15を指していた。
『えっ!?どうしよう!遅刻じゃんっ!!』
私は、急いで制服に着替えて、階段を駆け下りた。
「おばさ〜ん!!どうしようっ!遅刻だよぉ〜!!」
「? 何言ってるの?風見ちゃん。今日から夏休みでしょ?」
「えっ!!うそ??そうだっけ?」
「もう、風見ちゃんたら・・・ 髪の毛とかして、顔洗ってきなさい。」
「うん。わかった〜」
 私は、お父さんが外国に出張のためこの親戚のおばさん・おじさんの家に一緒に住んでいます。ここは、すごく田舎の小さな島です。家のすぐ近くには、大きな川が流れていてそこで私の友達がよく釣りをしています。
その川に沿って、もう少し歩くと、海に出ます。夏になると、たくさんの人でにぎわいます。
 席について、朝食を食べているとおじさんが話しかけてきました。
「風見ちゃんは、翔君に会ったことあったっけ?」
「翔君?ないです。」
「そうか。今日はねおじさんの弟の息子の翔君が家に来るんだよ。たしか、翔君と風見ちゃんは、同じ年齢だったよな?藤子(おばさんの名前)?」
「えぇ。そうですよ。翔君の家すごく遠いからしばらく会ってないわね。」
「そうだな。翔君、男前になっているだろうな。」
「そうですね。」
「ねぇ、おばさん。どうして翔君が来ることになったの?」
「それは、翔君の両親が、外国に夏休みの間だけ出張することになったのよ。」
「ということは・・・ 翔君がいるのは、夏休みの間だけってことか・・・」
「そうよ。」
「ごちそうさま〜」
食器を台所に持っていったあと、自分の部屋で私服に着替えて居間に戻ってきました。すると・・・
ピンポ〜ン♪
インターホンが鳴りました。
「翔君じゃないかしら?」
「えっ。翔君が来たの?」
「よし、行ってみるか。」
 みんなで玄関に行くと、男の子が立っていました。
「おじさん・おばさん、お久しぶりです。今日からよろしくお願いします。」
「あら〜。遠くからいらっしゃい!!待ってたわよ。」
「翔君。はじめまして。私、水野風見です。よろしくねっ!」
「あっ。はじめまして。高畑翔です。よろしく。」
「ねぇ、翔君。私の友達紹介したいんだけど、今からいいかな?」
「うん。いいよ。」
「よし☆だぶんいつもの所にいると思うんだけど・・・」

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