《MUMEI》

私の部屋は、必要最低限の家具と荷物しかない、シンプルな部屋だった。

ベッドは、慎君達がいる客室にあるのと同じ、ダブルベッドだった。

一人では広いが、ゆっくり眠れるので、私は気に入っていた。

私は、まず、机の上にある化膿止めの薬を、ミネラルウォーターと一緒に飲んだ。

そして…

『どうしても、眠れない時用だぞ』と、大兄さんに念を押されて出してもらった


睡眠薬を、飲んだ。

それから、ベッドに横になった。

目を閉じると…

良幸さんに言われた言葉や
私の傷跡を見た時の祐希君の顔が浮かんできた

(まだまだ、駄目だな)

私は、薬に頼っている自分に呆れていたが…

薬の力で、何とか眠る事ができて、安心もしていた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫