《MUMEI》 「そうだ!俺、今年、イブは夜勤になりそうなんだよな」 突然祐希君は、思い出したように言った。 「そうなのか?!」 慎君が、驚いている。 (夜勤という事は…) クリスマスイブの夕方から、クリスマスの午前中まで、祐希君は仕事という事になる。 特に、思い入れはなくても、やっぱり慎君は、寂しそうだった。 「うん。でもさ、23日の祝日は休みくれるんだよね。 だから、その日、クリスマスしよう、慎」 「…うん」 祐希君の言葉に、慎君は渋々納得した。 (まぁ、それなら…) 23日の夜と、クリスマスイブの昼間は二人は一緒に過ごせる。 ちなみに、今年は クリスマスイブとクリスマスは土日なので、世間は三連休になる。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |