《MUMEI》 (ここから、文章表現元に戻ります) 「お疲れさまでした」 私は、笑顔でコーヒーとチョコレートを配った。 私がチョコレートを買いにコンビニに行った事を伝えると、皆驚いていた。 「肉体労働してますから」 私が照れながら言うと、皆何故か微妙な表情をした。 「とにかく、今日はおかげで助かりました。 夕飯、おごりますよ。 あの〜、ちなみに、明日は、予定は?」 「夕方までなら、空いてますけど?」 「お願いします!」×4 私の言葉に、龍平さんより先にスタッフが頭を下げた。 (きっと、猫の手も借りたい状態なんだろうな…) 「いいですよ」 私の言葉に、皆すごく嬉しそうな顔をした。 こんな、自分が必要とされている事が、とても嬉しかった。 前へ |次へ |
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