《MUMEI》

(ここから、文章表現元に戻ります)

「お疲れさまでした」

私は、笑顔でコーヒーとチョコレートを配った。

私がチョコレートを買いにコンビニに行った事を伝えると、皆驚いていた。

「肉体労働してますから」
私が照れながら言うと、皆何故か微妙な表情をした。
「とにかく、今日はおかげで助かりました。
夕飯、おごりますよ。
あの〜、ちなみに、明日は、予定は?」
「夕方までなら、空いてますけど?」

「お願いします!」×4

私の言葉に、龍平さんより先にスタッフが頭を下げた。

(きっと、猫の手も借りたい状態なんだろうな…)

「いいですよ」

私の言葉に、皆すごく嬉しそうな顔をした。

こんな、自分が必要とされている事が、とても嬉しかった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫