《MUMEI》
生きていて
〜涼哉の視点〜
「ブルル」
 携帯のバイブがなる。
「授業中になんだよ・・・・・つか・・・友祥かよ」
 メールを開いた。
「・・・・・・・友祥・・・」
 俺は授業中にもかかわらず席をたって、走った。

 どこにいるんだ・・・・・・・?
「涼哉・・・!?」
「銀也・・・・・・・」
「どこにいるんだろ・・・」
「わかんねぇ・・・・・・」
「授業中なんだから・・・・今日一緒に学校来たから・・・・校内にいるよな」
「そうだな・・・・・・・・授業中に・・・・・・教室でって事はないだろうから・・・・・・・屋上?」
「確かに・・」
「いってみよう」

 銀也と俺でダッシュして階段をのぼった。
 屋上の鍵は開いていた。
「「友祥・・・!!」」
 友祥が柵の先に立っていた。
「やめろよ!!」
「なんで?」
「お前に死んで欲しくないからだよ」

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