《MUMEI》
体育祭(続々・クラスメイト)
『はぁ〜、…重いっ!』

「…何詰まってんの?」

『さつき〜、佳代に約束したCD!』

「普段勉強道具持ち歩かないせいで重く感じるだけだから(笑)」

『失礼だねナオ、入ってるよ?…塾の。』

さ「あっそ。」
ナ「あっそ。」


「おはよ〜!」
「おはよ!」
「おは♪」


結衣ちゃんにサユに佳代。


「いよいよ明日だねぇ。」


そう、明日は体育祭の予選。

で、明後日が決勝。

今日が最後の練習…になるかもしれない。


『佳代、持って来たよ!』

「ありがとぉ〜!…て、何この量!(笑)」

『あ…はは、絞れなくて。後で選ぼう♪』

「なるほどね、楽しみだ♪」


「今日転んだ人と一生口利かないから!」

結衣ちゃん(笑)

さ「菜緒子。」
サ「ナオだね。」
佳「菜緒子だ。」
『ばいばいナオ。』
ナ「なんでアタシ?!」


昨日は楽しかったな〜。

「いでっ。」

佳代、やっぱりめちゃくちゃおしゃれだし…緊張した。

さらっとおしゃれなんだよ、うん。

「ちょっと!」

でも嬉しかったな、CD。

まさか佳代が貸してだなんて、ちょっとだけ何か認められたような気分になる♪

「わっ!」

服屋さんも、あたしが行ってる古着屋さんより全然高くて…。

びんて〜じ?50万のとか普通にあった。

…連れてくの恥ずかしかったし。

「気合入れろ!」

そう言えば、クラス替えでのメンバー見て運命感じたとか。

たった2年しか居なかったのに、覚えてくれてて嬉しい。

「右!左!右!」


…。


なんで2年で辞めたんだっけ?


…あれ?なんでだろ?


後でさつきに聞いてみよ。



「よっしゃ!明日絶対予選突破しよーね!」

『うん!』

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