《MUMEI》
年始
1月1日。

元旦。

私は、徹君と、初詣に来ていた。

秀兄さんは、2日からお店の営業が始まるから、朝から仕込みに出かけてた。
…メイファさんも、『一緒に行きます』と付いていった。

大兄さんは、楓さんと楓さんの実家にご挨拶に伺うと、出かけた。

龍平さんのショップも元旦から営業するので、貴子ちゃんと二人でショップに向かった。

結局…

元旦をゆっくり過ごせるのは、私と徹君だけだった。
「やっぱり日本人は着物だよね」
「…髪短くて、変じゃない?」

私は、振袖を着ていた。

髪は…
夏に、短くしてしまったから、あまり凝った髪型は出来なかった。

「全然」
「ありがとう…徹君も、着物着れば良かったのに」

私が言うと、徹君は苦笑した。

「ハーフの俺には似合わないよ」

徹君の

…亡くなった父親は、アメリカ人だった。

結婚前に亡くなってしまったので、彼の母親は一人で徹君を産んで育てた。

だから、彼は『高山』だった。

徹君の髪や目は…
茶色に近い黒だった。

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