《MUMEI》
体育祭(一樹と篠崎)
午後の部。

カズ兄がくれたおやつをみんなで食べながら、出番まで鑑賞してるとこ。

『あ、写真撮ろう♪』

あたしは写真を撮るのが大好きだ。

今ハマってるのは、ポラロイドカメラ。

コンビニに売ってるような安物だけど…ね。

『色、出て来たよ。』

結「あ、私と葉子ちゃんだけかわいい♪」
佳「さすが結衣ちゃん(笑)」
葉「あはは。」
サ「私…ブレてホラーになってるし。」
ナ「サユこっわ!(笑)」
さ「菜緒子、芳人くん見逃したね。」
ナ「えぇ?!」
サ「ざまあ(笑)」


運命走、縄跳び走、800mリレー。

全員のを撮った♪

…さつきにニヤニヤ促されながら、篠崎のも。

芳人くんと孝太と大の出た男子800mリレーは予選突破。

サユの出た女子400mリレーは、惜しくも敗退。


サ「悔しい!頼んだよ混成!」

『あ!東さんの穴…どうしよ?』
さ「ん?一葉でしょ。」
葉「一葉だね、順番的にも。」(71章参照)
『え。』
さ「行こう。」







あれ?



今カズ兄と…



篠崎の二人が喋ってた?



篠「…さ、頑張ろうね♪」

涼「今日くらいは本気な。」


パァン!


カズ兄と12人「オレンジー!!!」

あはは。

オレンジはハチマキで、2−Eのカラー。

篠崎が先人を切ってスタート…

速っ!!先頭?!

次にバトン受けるのはあたし。

もうすぐそこに篠崎が…

篠「行け!!」

パンッ!

バトン成功!

カ「一葉ー!」
女「一葉ちゃーん!」
男「ジュニアー!」

ジュニアて。



結果はオレンジが学年優勝、明日3学年で決勝がある。

葉子ちゃんと涼ちんの走りがとんでもなかった。

とくに涼ちんの本気なんて初めて目の当たりにし、佳代の叫び声に近い声援がここまで聞こえた。



結「じゃ、さくっと勝ちに行こうか♪」

全「うん!」

ムカデ。

さ「このチーム絆創膏だらけ(笑)」
佳「うちらだけTシャツinだしね(笑)」
サ「気合入り過ぎ(笑)」
ナ「篠崎みたいにしよう!(笑)」
さ「1人でどーぞ。」

結「しゃらーっぷ!始まるよ!」

『右からだかんね!パァン鳴ったらせーので右から!』

全「はい!」



パァン!


全「せーのっ!」

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