《MUMEI》 結「明日も頑張ろうね!じゃあね〜♪」 佳「うん♪あたしも帰るね、明日ね〜。」 帰り。 『なんか…凄かったよね?』 さ「混成びっくりしたんだけど。」 ナ「走った本人が言う?!」 サ「ムカデもヤバい!」 ムカデは学年上位2位に残り明日決勝。 篠崎・涼ちん・さつき・葉子ちゃん・あたしの混成、大の1600m、大・芳人くん・孝太の800mリレー、サユの100m、葉子ちゃんとあたしの200m、さつきの800m、これらも明日の決勝戦進出。 このクラスは…凄い、ホントに。 これは後々、もっと別の形で思い知らされる事になるんだけど。 ナ「あれ、お兄さんじゃない?!なんで篠崎と(笑)」 『え?』 まただ…見間違いじゃなかったんだ。 そんなに身長変わらないはずなのに、なんだか篠崎がちっちゃく見える。 サ「…。」 さ「…。」 『二人とも、どうかした?』 サ「…なんでもないよ♪」 さ「…別に。」 顔見合わせてたくせにぃ。 ナ「あ、こっち気付いた♪」 篠崎はこっちも見ずに帰り… カズ兄は篠崎と別れて… 仲間と共にこっちに向かって来た。 カ「みんなお疲れ♪頑張ったよな。みんなでカラオケ行こう、奢るから♪」 ナ「行きます!!」 サ「やった♪」 さ「あざーっす。」 『あはは、じゃあみんな楽しんで来てね♪今日も塾だから帰るわ。』 カ「お前も来いよ。塾まで時間あるだろ。」 『だって今日なんにもやってないし。』 さ「授業なかったからか(笑)」 カ「じゃあ休め、塾にまた倒れたって電話しとく。まだ前田が事務やってんでしょ?」 『えっ、そうだけど…』 女「行こう、一葉ちゃん♪」 …いっか。 『はい♪』 サユが大好きな○ュディマリを熱唱してる中、あたしは質問攻めに合っていた。 男「あいつ、彼女といつから付き合ってんの?」 『付き合い始めたのは…中1かな?』 てかなんで篠崎とカズ兄が? 女「え、マジ?!そんな素振りなかったのに!」 それにさつきとサユもなんかおかしい。 『彼女さんは別の中学でした。』 そもそも篠崎がおかしい。 ありがとうとか… "ごめんっ…" 男「別の中学とかどうやって知り合うの?しかも中1って(笑)」 さつきもあの時… "違うよ一葉!" なんで言い切った? 『小学校が一緒でした。』 そう言えば佳代も何か言いたげだったし… 女「そうなんだ〜。だからダメだんたんだ…。」 なんなんだろう… みんなに濁される。 …あ、さつきに学童辞めた理由聞いてなかった。 その前に今、カズ兄に聞いてみよ。 篠崎と何を喋る事があるのか。 『カズ兄!ちょっといい?』 カ「えぇ?」 『外!』 カ「おぅ!」 カ「で、どうした?」 『あのね、グラウンドでカズ兄と話してた…』 前へ |次へ |
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