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《MUMEI》 隣りの家「ただいまー」 「ママ〜!」 「わっ、宇葵ただいまぁ」 学校が終わって、家に帰ってくれば 妹の宇葵が走ってきて抱きついてきた。 まだ2歳の妹。もうすぐで3歳。 可愛いくって大好きな妹。 「ママ、今日ね!猫いたねこぉ!」 「へぇ〜。どんな猫だった?」 「んっと、白くておっきいの!」 「あはは、おっきいのか」 宇葵は私の事をママって言う。 宇葵が生まれて一歳の誕生日を迎える時、お母さんはあの世に行ってしまった。だから、私が宇葵の母親変わりをしてたから、いつの間にか宇葵は私の事をママと呼ぶ様になっていた。 もうお母さんが無くなって、3年が経つのか…。 「あっ、りぃちゃんお帰り」 「ただいま。おばあちゃん」 おばあちゃんは、何でも出来るスーパーおばあちゃん。 おじいちゃんは役場勤めで、働き者。 毎日、朝から夕方まで仕事をしている そんな祖父母は優しくて孫思いで 本当良い人達だ。 「丁度良かった。いまね、隣りの上田さんちに娘さんとお孫さんが引っ越して来たもんね。だけんちょっと手伝ってやらんね」 「はーい。着替えてから行くねー」 「宇葵もするっ!」 「じゃあ宇葵は、ばあとおいで」 宇葵は私に降ろされて、そのままおばあちゃんと手を繋いで外の方に歩いて行った。 私は直ぐに部屋に入り、普段着に着替える。 隣りの家の窓には、段ボールを持ち込んだりする人達が見えた。 …ま隣りみたいだな。 ササッと着替えて、私も隣りの家へ向かった。 ―第二章:隣りの家― 「あっ!」 「…え?」 まさかね。 「葵央ちゃんや!」 「…」 …いや、まさかでした。 前へ |次へ |
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