貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》
ぼく
興味?

ああ、そんなもの。
持ったことなんかないさ。

─何でかって?

それもよくわからないや。
流行りのものには勿論、音楽、漫画、学校、友達… とにかく、僕にとっては全部つまらないんだよね。
世の中しけてる。

ああ、でもね。
取り残されるなんて惨めな人間にはなりたくない。
だから楽しい『フリ』をしてるんだ。
両親には望ましい、夢のある子供の『フリ』をしてるんだ。
だから服装だってダサイわけじゃないし、話についていける程度の流行は頭のなかにインプットされてる。
─その話もまあ、僕にとってはどうでもいいんだけどさ。


だけど、僕は決してそれを表に出したりなんかしないんだ。
誰も知らないよ。
表に出してしまえば、更に人生楽しくなくなっちゃうんだろうから。
外から見たら普通の人。


頭のオカシイ奴だって思っただろ?
でもそれが僕。



僕は今18歳。
丁度先日高校を卒業した。
ただの大学に行くんじゃ、本当にただの日常しかやってこないだろうから、服飾専門学校に通うことにした。
理由は勿論なんとなく。
でもまあそれなりに特殊な人種が揃うだろうし、暇はしないと思うんだけど。
どうだかね。



そして4月。
僕は入学式を迎えた。


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