《MUMEI》

「すぐに旅に出る。世話になった。」


「えっ!もう行くんですか!」


「テンアちゃん、それ本当?」


「俺まだラミカの飯食いたいぜ。」


「もう行く。早く支度しろ。」


ラミカは下向き、少し震えていた。


フフェラはそれに気づき、ラミカの肩を優しく抱いた。


しかしラミカは、肩にフフェラの手を触れた瞬間に顔を上げた。

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