《MUMEI》

「準備って言ったって何をするんだ?」


『そうだよな。』


「ユージとシンヤに、武器を返しとく。」


テンアは、お馴染みの小さなバックから、ユージとシンヤの武器を出し、渡した。


『ありがとうな。』


「やっぱりこれがないとな。」



シンヤは籠手を手にはめながら言った。


ユージも剣をつけ、準備を整えた。

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