《MUMEI》

呆けた様に立っているサブローさんの足元は、至る所全てが赤く染まっている。

僕がサブローさんに話しかけようとすると、サブローさんが振り返った。

どこか上の空のような様な雰囲気で話しかけてきた。

「…やぁ…な…中島君、これは…どういう状況なんだい…?」

「わかりません、ただ、今は磯野の無事を確認しないと…!」

「あぁ、カツオ君か…お風呂場に行ってみなよ…」

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