《MUMEI》

「あの…伊佐……」

話しかけようとした途端、伊佐坂は慌てて立ち上がり、逃げ去っていった。

残された僕はただ呆然と、その後ろ姿を眺めた。


そして、開け放れたままの玄関に足を進めた。

「ごめんくださーい、三河屋でーす。」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫