《MUMEI》

あぁ、こいつだ…こいつは人殺しだ…

僕は直感した。

「…や、…やぁ中島君…これは…こ、この状況は…君が…」

思わず後ずさりしながら尋ねようとした。

命乞いに近い行動だったかもしれない。

「…磯野…磯野はどこにいるんだ!!」

「え、カ…カ…カツオ君かい?

か…彼はお風呂場で…」

そう言うと、金属バットを握り締めた中島は廊下に飛び出していった。

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