《MUMEI》

そして昨日の夕方、妻がイヤリングを私の書斎で発見してしまったのだ。

サザエさんが故意に置き忘れていったのだろうか?

妻は私をさげずみ、罵り、執拗に責めた。

私はその場を上手くごまかし、彼女に電話を掛けた。

「もしもし、これは一体どういうことなんだ!?」

*「やっだー、ごめんなさぁい私ったら、つい置き忘れちゃってぇ…

私の家に返しておいて下さいな。うふふふふ」

「もしもし、困るよ!もしもし、もしもし!?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫