《MUMEI》

私は台所に進入した。

しかし部屋の中の光景は異常だった。

部屋中の雨戸とカーテンが閉められ、部屋は真っ暗になっていた。

なんだこれは…?

こんな晴天の日に何故窓を締め切ってるんだ、真っ暗で前が見えないじゃないか…。

少し進んだ場所に日の光が見えた。

どうやらカーテンの隙間から日が射しているようだ。

とりあえず、あのカーテンを開けよう。

私は知らず知らずの内に家族団欒の場、茶の間へと進んでいた。

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