《MUMEI》

しかし、私はふと我に返った。

ちょっと待て…

私の目的は何だった?

私は不徳な関係を終わらせる為にこの家に来たのだ…。

人に見つかる訳にはいかない!

サブローは顔が広い。

おしゃべりなコイツは確実に私が磯野家にいたことを妻に話すだろう。

この男の助けに乗ることは、私の破滅を意味する!

気付くと、私は反射的にドアノブに鍵を掛けていた。

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