《MUMEI》

朝学校に行って、1時間目が体育。
授業終了後、着替えをしていて眼鏡を取ったら、落として踏んでしまった。
パキンと音がして、レンズが外れる。
「…やっちゃった」
両目とも乱視で、何もかもがぼやけて見えた。
仕方ない、今日は保健室でサボろう…
途中、階段を踏み外したり壁やドアに激突、生徒や先生達にぶつかる事多数。
「えーっと、たしか…」
ココのはず。
大きなプレートさえ見えない。
ドアに色がついていなかったら解らなかっただろう。
「こんちはー安形先生!」
「あら、山之辺さん。どうしたの?なんかボロボロだけど…」
「1時間眼の体育出たはいいんだけど、眼鏡壊しちまったんだ…今日はここでサボらせて」
「ん〜解ったわ。換えの眼鏡は家に有るの?」
「あるよ。今日は部活終了まで姉ちゃん空いてないから、帰れない…ってー!」
椅子に座ろうとしたら目測を誤って床にしりもちをついた。
「あらあら、ソファーに座りなさいな。まったく、乱視は厄介よね…0.01だっけ?」
「んーもっと酷くなってるカモ」
日当たり絶好の窓際のソファーはフカフカで、太陽の日が気持ちイイ。

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